コラム
探偵と弁護士の違いを徹底解説!費用や調査方法、選び方についても解説

探偵と弁護士の違い、両者に相談する場合の費用や相談方法、選び方を徹底解説

探偵と弁護士の違いを徹底解説!費用や調査方法、選び方についても解説

日々の生活の中でトラブルに巻き込まれることは少なくありません。

例えばある日パートナーが不倫しているかも知れないと感じたら、多くの人が探偵事務所や興信所への浮気調査の依頼を検討するでしょう。

でも実はパートナーの浮気は弁護士に相談することも可能です。その場合、探偵に依頼するのとは違うアプローチでトラブルを解決することになります。

では両者をどのように使い分ければ良いのでしょうか。

この記事では探偵と弁護士の違い、両者に相談する場合の費用や相談方法、選び方を徹底解説します。

Contents
  1. トラブルに巻き込まれたとき、頼るべきは探偵?弁護士?両者の違いを解説
  2. 探偵に依頼するべきケース
  3. 弁護士に相談するべきケース
  4. 調査方法の違い
  5. 報酬体系の違い
  6. 探偵と弁護士、どちらを選ぶべき?
  7. 信頼できる探偵・弁護士の選び方
  8. 記事まとめ

株式会社ワンプロテクト 代表取締役

記事の監修担当者:
髙村 一成 氏

人探し・浮気調査・企業調査などを専門として行うプロ集団「FUJIリサーチ」の代表。アドバイザー・企画課・機動課の3つのチームを構成し、これまで累計3000件以上もの調査を成功させてきた。

トラブルに巻き込まれたとき、頼るべきは探偵?弁護士?両者の違いを解説

トラブルに巻き込まれたとき、頼るべきは探偵?弁護士?両者の違いを解説

トラブルに巻き込まれた場合に頼れるのは探偵でしょうか。それとも弁護士でしょうか。実際方法は違いますがどちらもトラブルを解決してくれます。

ただし両者はそれぞれの専門分野を持っており、できることが異なりますからトラブルの内容や目的に応じて相談先を使い分けるようにしましょう。

ここでは探偵と弁護士の違いをくわしく解決します。

探偵と弁護士、それぞれの専門分野の違いとは

探偵と弁護士、それぞれの専門分野の違いを確認しておきましょう。

まず探偵の専門分野は調査です。例えば浮気調査などではパートナーの不貞行為(不倫)の詳細を調査して証拠をつかみ、真実を明らかにします。

また離婚調停や裁判で証拠になる調査報告書の作成も探偵の仕事です。

ただし法律にまつわる行為は資格がないため行えません。

一方、弁護士の専門分野は法律です。

浮気調査の中では探偵が調査の過程で収集した不倫の証拠を元に慰謝料や離婚請求を行ったり、示談交渉など法律にまつわる手続きを代行します。

調査は専門外ですが、法的手段で依頼者の財産や権利を守ってくれるのが法律のプロである弁護士の仕事です。

探偵に依頼するべきケース

探偵に依頼するべきケース

探偵と弁護士の専門分野の違いが分かったところで、身の回りで起こり得るトラブルが探偵と弁護士のどちらに依頼すべきケースなのか、わかりやすく解説します。まず探偵に依頼するべきケースから確認していきましょう。

浮気調査や不倫調査で真実を確かめたい

浮気調査や不倫調査で真実を確かめたい、というケースでは弁護士は専門外となるため、調査のプロである探偵に依頼するべきです。

パートナーが本当に浮気や不倫をしているのか、相手は誰でいつから不倫関係にあるのか、その実態を明らかにして証拠をつかみ、調査報告書をさくせいして離婚や慰謝料請求を行うサポートをします。

真実を明らかにするための調査が必要な場合は探偵に依頼しましょう。

行方不明者の捜索や家出人の調査が必要

行方不明者の捜索や家出人の調査が必要な時も探偵に依頼するのが正解です。

弁護士は法律が専門分野ですから調査を行うことはありません。

仮に弁護士に家出人の調査を依頼した場合、調査スキルを持ち合わせていないため失敗する可能性が高いでしょう。

また弁護料が高額になることが予想されますので現実的ではありません。

企業の社内不正調査やバックグラウンドチェックが必要

企業の社内不正調査や、社員を雇う際のバックグラウンドチェックなども探偵に依頼すべきケースです。

実際に社内の不正調査や情報漏洩調査、バックグラウンドチェックは企業にとって重要なリスク対策であり、探偵に依頼が入るケースは珍しくありません。

ただし調査の結果、民事訴訟や刑事告訴に発展する場合には弁護士に依頼することになります。

弁護士に相談するべきケース

弁護士に相談するべきケース

弁護士の専門分野は法律です。ではどのような場合に弁護士に相談するべきなのでしょうか。

ここでは身の回りのトラブルで弁護士に相談するべきケースについて具体的な例を挙げわかりやすく解説します。

離婚問題や親権問題で法的アドバイスが必要

パートナーの浮気や性格の不一致などが理由で離婚する場合、また子どものいる夫婦が離婚する場合には財産分与や親権問題などで法律的なトラブルに発展するケースが少なくありません。

法的アドバイスが必要なケースでは弁護士に相談するのが正解です。

犯罪被害に遭った際の法的手続きや損害賠償請求

犯罪被害に遭って法的手続きや損害賠償請求を行う場合も弁護士に相談するべきケースといえます。

例えばストーカー被害に遭った場合、探偵がストーカー調査によって相手を突き止めることや警察に被害届を提出するサポートは可能ですが、ストーカー行為を止めさせるために法的手段をとることはできません。

また探偵は法的な代理人にはなれないため、何か法律にまつわる手続きで代理人が必要な場合には弁護士に相談することになります。

借金問題や債務整理で法的な解決が必要

借金によるトラブルで債務整理などの法的な解決を目指す場合は、一日も早く弁護士に相談しましょう

債務整理は自分で行うこともできますが、手続きが煩雑で分かりにくく必要書類も多いことから弁護士に相談するのが一般的です。

債務整理を弁護士に相談すると書類の手続きだけでなく、債権者とのやり取りを任せられる点もメリットといえます。

調査方法の違い

調査方法の違い

探偵と弁護士では調査方法にも違いがあります。

ここではそれぞれが行う調査方法の違いについてくわしく解説します。

探偵は現地調査や尾行、聞き込みが主な調査方法

探偵が探偵業法で認められている調査方法は「尾行」「張り込み」「聞き込み」の3つの方法です。

これらの調査は探偵としての経験やスキルを必要とするもので、法律を順守した上で行われなければなりません。

調査スキルは探偵事務所によって大きな違いが表れる部分でもあります。

探偵に調査を依頼する際には調査スキルが高い探偵事務所を見きわめることがポイントです。

弁護士は法的観点から証拠収集や交渉を行う

弁護士は探偵と違い法的観点から証拠収集や交渉を行います。

例えば弁護士会照会がそのひとつで、電話番号から住所や氏名、金融機関の残高などを調査することをいいます。

依頼の内容によっては住民票や戸籍書類などの入手も可能です。

弁護士会照会は法律で認められているため、違法とは違います。

またそれによって得た情報や証拠を元に交渉を行うのも弁護士の仕事です。

探偵と違い尾行や張り込みをすることはありませんが、弁護士は法律に基づき合法的に調査を行います。

探偵と弁護士が連携することでより効果的な解決が可能

探偵と弁護士の行う調査方法には違いがありますが、両者が連携することで効率的に調査を進め、解決を目指すことができます。

実際に弁護士と連携している探偵事務所や興信所も少なくありません。

また探偵と弁護士が連携すると依頼者にもメリットがあります。

例えば弁護士と連携している探偵事務所とそうでない探偵事務所とでは安心感が違いますし、調査と法的手続きをスムーズに進めることが可能です。

報酬体系の違い

報酬体系の違い

探偵と弁護士では報酬体系にも違いがあります。

ここではそれぞれの料金体系についてくわしく解説しますので相場の目安として参考になさってください。

探偵は調査内容や期間に応じた報酬体系が一般的

探偵事務所や興信所の調査費用は業者により違いがありますが、調査の内容や難易度、調査期間に応じて決まるのが一般的です。

また料金プランによっても費用に大きな違いが生じるため、探偵に調査を依頼する際には業者と相談の上で最適な料金プランを選択しましょう。

浮気調査の場合、探偵事務所の主な料金プランの違いは次のとおりです。

プラン名 内容 メリット・デメリット 料金の相場
時間型料金プラン 1時間あたりの基本調査料金に調査員の人数や稼働時間を乗じて料金を算出する 短時間で完了する調査であれば最も安くなるが、調査に時間がかかると高額になる 1時間2万円前後
パック型料金プラン 10時間パック、20時間パックのように調査時間をまとめ買いする料金プラン。 設定した時間が過ぎると調査の途中でも終了になる 20時間で30〜50万円、30時間で60〜70万円、40時間で80〜90万円
成功報酬型料金プラン 調査が成功して初めて報酬が発生するプラン。着手金が必要な場合もある 調査の成功が何なのか認識に違いがあるとトラブルに発展しがち 100万円~

弁護士は着手金と成功報酬を組み合わせた報酬体系が多い

弁護士に依頼する場合の報酬の内容は探偵のものと少し違い「着手金」「報酬金」「手数料」「法律相談料」「顧問料」「日当」「実費」などがあります。

料金の目安は、着手金の場合10~30万円が相場と考えれば良いでしょう。

また報酬は経済的利益(相手が支払った金額のこと)に対する割合で算出されることが多く、だいたい1~2割が相場です。

この他、離婚問題では離婚できた場合に成功報酬が必要になるなど、弁護士事務所により料金体系が異なりますから相談の際詳細を確認しましょう。

弁護士の相談料は探偵と違い、30分5,000円ほどかかるのが一般的です。

探偵と弁護士、どちらを選ぶべき?

探偵と弁護士、どちらを選ぶべき?

身の回りでトラブルが起こった時、探偵と弁護士のどちらを選ぶべきかは状況により違います。

例えばパートナーの浮気や不倫について悩んでいる場合、すでに証拠や本人の自認書(浮気や不倫をしたことを認める内容の書面)などが手元にあれば調査の必要はありません。

離婚や慰謝料を請求するなら弁護士に相談、依頼することになるでしょう。

またパートナーが浮気をしている確信があっても証拠がない状況においては証拠の収集のために探偵に調査を依頼することになるでしょう。

このように状況の違いで探偵と弁護士のどちらを選ぶべきかが変わります。

まずは問題の本質を見きわめることが大切

身の回りに起きたトラブルを解決するには、まず自分の置かれた状況を把握し、問題の本質を見きわめることが大切です。

前述の浮気問題を例にして考えてみましょう。

パートナーが浮気をしているという確信がある場合、パートナーや浮気相手に対して慰謝料の請求を考える人もいれば、浮気をする人は生理的に受けつけられないとして即離婚に踏み切る人もいます。

即離婚するなら探偵も弁護士も必要ないのか、というとそうでもありません。

離婚の意思を伝えた場合にパートナーがすんなり離婚に応じてくれれば良いですが、浮気の証拠がないとなかなか離婚できないこともあります。

その場合探偵による調査で証拠をつかんでもらう必要が出てくるでしょう。

探偵と弁護士それぞれのメリットを理解して選ぶ

身の回りのトラブルを解決する場合には探偵と弁護士のメリットを理解して相談、依頼することが大切です。

例えばトラブルの相手が口の上手いタイプでいつも言い負かされてしまう場合なら交渉力に長けた弁護士に相談することをおすすめします。

探偵と弁護士のメリットの違いを理解した上で依頼や相談をすればトラブルを早期解決することが可能です。

必要に応じて探偵と弁護士を併用することも検討

探偵と弁護士では専門分野に違いがあるため、必要に応じて両方に依頼や相談をする必要が生じることもあります。

例えば探偵に調査を依頼した場合、法律にまつわることは探偵の専門外です。

仮に探偵が弁護士資格が必要な手続きを行った場合には非弁行為として処罰の対象になります。

信頼できる探偵・弁護士の選び方

信頼できる探偵・弁護士の選び方

信頼できる探偵や弁護士はどのように見きわめ、選べば良いのでしょうか。

全国には約7,000の探偵業者と4万人を超える弁護士が存在し、すべてが信頼できるわけではないのが実際のところです。

残念なことに中には悪質業者と呼ばれるところもありますから、依頼の際には十分注意しましょう。

ここでは探偵や弁護士を選ぶ場合のポイントについてくわしく解説します。

所属団体や資格を確認して信頼性をチェック

探偵や弁護士には所属団体があります。

探偵の場合なら、日本探偵業協会や日本調査業協会など、弁護士なら弁護士会などで、このような団体に所属しているかどうかである程度信頼性をチェックすることができます。

例えば日本探偵業協会は健全な経営をしている探偵事務所(加盟員)のみで構成されているため、日本探偵業協会の加盟員であれば安心して調査を依頼することができるでしょう。

このように所属団体によってある程度信頼性を確認した上で依頼や相談をするのがおすすめの方法です。

実績や評判を調べて依頼に値するか判断

健全な経営をしていることを前提にした場合、どの探偵や弁護士に依頼、相談しても同じかというとそうではありません。

探偵も弁護士もそれぞれ専門スキルに違いがありますから、実績や評判から依頼、相談に値するかを見きわめる必要があります。

その場合、実績や評判をインターネットなどで確認するのが一般的です。

実際に利用した人からの口コミを参考にして依頼や相談する業者を選ぶのも良いでしょう。

無料相談を活用して相性や方針を確かめよう

探偵や弁護士を選ぶ際は、相性や考え方の違いも考慮した方が良いでしょう。

依頼、相談することになればしばらくやり取りをすることになるわけですから相性は大切です。

また考え方が違いから後々トラブルにつながる恐れもありますから無料相談などを利用して依頼や相談をするか決めることをおすすめします。

記事まとめ

記事まとめ

探偵と弁護士には専門分野や仕事の進め方などに違いがありますが、依頼者のために力を尽くす部分は共通しています。

最近では浮気や不倫でお悩みの方の多くが効率良くトラブルを解決するために探偵や弁護士に依頼、相談する傾向があります。

例えば浮気調査の場合、不倫の証拠をつかむなら探偵に、離婚や慰謝料請求は弁護士にと上手く使い分けながら一日も早いお悩みの解決を目指しましょう。

【関連記事】合わせて読みたい

まずはお気軽に
無料相談をご利用下さい。

探偵社FUJIリサーチでは、人探し、行方調査、浮気・不倫調査、結婚詐欺調査などを承っております。

テレビ番組等への調査協力など、メディアからも信頼をいただいている独自の調査ノウハウで、皆さまのお悩み解決をサポート致します。

  • 家族が家出した。急いで居場所を探したい
  • 40年前の恩師を探してお礼を言いたい
  • 恋人が浮気をしているかも。証拠を集めたい
  • 配偶者が不倫している。離婚裁判で有利になる資料を集めたい
  • 婚約者に金銭を要求される。結婚詐欺かも?

こんなお悩みを抱えている方は、お気軽に匿名無料相談をご利用下さい。最適な調査プランのご提案、料金のお見積りを無料でご対応致します。

24時間365日、いつでも無料でご利用いただけます。

関連記事