初恋の人や家出した家族・親族などの人探しを自分で行うのは、想像以上に大変です。
本格的な人探しをした経験がなければ、どうやって所在を明らかにすればいいか分からないので時間がかかってしまいます。
こうした場合に利用すると便利なのが、人探しのプロである探偵事務所・興信所です。
今回は、人探しを探偵事務所・興信所に依頼した場合の事例や料金相場について詳しく紹介します。
この記事は、次のような人におすすめの内容です。
- 探偵事務所の人探しの事例を確認したい人
- 人探しを探偵に依頼した場合の料金が知りたい人
- 人探し調査の費用をできるだけ抑える方法を探している人
興信所・探偵事務所が引き受ける人探し・所在調査の事例
探偵事務所・興信所で人探しを依頼したことがなければ、どのような調査種類・方法で相手が探されるか気になる人もいるでしょう。
調査料金の相場を紹介する前に、この章で探偵事務所・興信所の人探しや所在調査の事例をいくつか紹介します。
人探し・所在調査の事例1
人探しの依頼者は60代の男性で、約30年前に両親の反対で結婚できなかった女性を探すことを目的に探偵事務所へ相談しました。
依頼者の男性は女性と連絡が取れなくなってから別の女性と結婚して幸せな生活を送っていましたが、妻の他界をきっかけに昔結婚を約束した女性にもう一度会いたいという気持ちを抱くようになったそうです。
人探し調査を依頼された探偵事務所は、約30年前の地図を依頼者に見せ、当時の住所を確認してもらいました。しかし、数十年も前のことなので地域を限定するのは難しく、広範囲の聞き込み調査を行ったそうです。
調査の結果、人探し対象者の兄と連絡が取れるようになり、最終的に依頼者の男性や女性に再会できた事例です。女性は男性に会うことを快く了承し、再会を果たした2人はそれ以降も連絡を取り続けています。
人探し・所在調査の事例2
人探しの依頼者は、50代の男性で学生時代の親友を探してほしいと探偵事務所に足を運びました。
数年前に開催された同窓会に親友が参加しておらず、他の仲間に聞いても連絡先や所在がまったく分からなくて不安を感じ、人探し調査を依頼したそうです。
まず、人探し調査を依頼された探偵事務所は、依頼者が知っていた以前の勤務先に連絡を取りました。しかし、会社は「本人都合で退職した」の一点張りで、人探し対象者につながるような情報は得られなかったそうです。
そこで、聞き込み対象者を当時会社に勤めていた社員に広げて、調査を続行しました。すると、社員から「引越し業者への勤務について相談を受けた」という情報を得られたそうです。
調査の結果、体調を崩して入院している人探し対象者にたどり着きました。調査の旨を伝えたところ、「今は会えないが、こちらから必ず連絡する」という言葉をもらったそうです。
後日、親友から人探し調査の依頼者へ連絡があり、2人は再会することになりました。本人都合で会社を退職していたはずでしたが、実は仕事の失敗が原因で退職したため連絡できなかったそうです。
調査料金の決まり方
探偵事務所・興信所の調査料金は、難易度や調査時間、調査にかかる費用をもとに決まります。この章で、人探しの調査料金を構成する主な項目について確認しましょう。
調査料金の決まり方①難易度
探偵事務所・興信所に人探し調査を依頼するときに、料金表で必ず目にするのが「難易度」という言葉です。
人探しのプロである探偵事務所・興信所に調査を依頼すると成功率は高くなりますが、必ず目的が達成されるとは限りません。
依頼者が提供する情報が少なかったり、調査対象者が自ら身を隠していたりすると成功率は低くなる、つまり難易度が高くなります。
難易度が高ければいろいろな方法で情報を探らなければならず、調査項目が増えて時間もかかることになります。そのため、探偵事務所・興信所の調査料金は難易度が上がるほど高めに設定されています。
調査料金の決まり方②調査時間
先に少し触れましたが、探偵事務所・興信所の調査料金は、調査にかかる時間が長くなるほど上がる仕組みになっています。
これは、人探し調査が難航して時間がかかると、探偵事務所・興信所の人件費が多く発生するからです。
人探し調査にかかる時間の予測は素人には難しいため、調査時間の目安をその道のプロである探偵事務所・興信所にあらかじめ尋ねておくと安心です。
調査料金の決まり方③調査にかかる経費
探偵事務所や興信所で人探しを依頼した場合、調査にかかる経費を別途負担しなければいけないケースがあります。人探し調査で発生する経費の主な内訳は、以下の通りです。
- 交通費
- 車両費
- 燃料費
- 消耗品費
- 宿泊費
- 報告書作成費
探偵に依頼する場合の主な調査料の構成内容
人探しにかかる料金の決まり方について見てきましたが、探偵事務所や興信所から依頼者が請求される調査料金は、「着手金」と「成功報酬」によって構成されているのが一般的です。
着手金とは
探偵事務所などと契約を結んだ後、調査を開始する前に、調査に最低限必要な人件費や交通費などの諸経費を依頼者が支払うもの。
「調査基本料金」ともいい、調査結果の成否に関わらず発生する料金です。着手金の額は、調査員の人数や調査時間によって異なってきます。
1案件に携わる調査員は2~3名が平均ですが、ケースによってはその2倍3倍ということもあり得ます。
調査時間も数日から1か月以上とまちまちで、時間帯にしても深夜や早朝にかかることがあり、その場合は割り増し料金になるのが普通です。
そのため、人数が多くなり、調査時間も長くなることが見込まれる場合は、着手金も高額になる傾向があります。
成功報酬とは
成功報酬は、文字どおり人探しが成功したときにのみ料金を支払うこと。この場合の「成功」とは、契約時に依頼者と探偵事務所の間で取り決めた条件に基づいて判断することになります。
依頼者側は探している人の住所まで突き止めることを成功と思い、探偵側は生存確認ができれば成功と思っているというように認識にズレがあってトラブルに発展するケースもあるので、最初の取り決めは重要です。
着手金を請求せず、成功報酬のみという探偵事務所もある
着手金を依頼者から受け取るかどうかは探偵事務所の判断によるものです。
とくに法的な決まりではないので、探偵事務所によっては着手金は受け取らず成功報酬のみ(完全成功報酬型)というところもあります。
しかし、この場合は、成功報酬の中に諸経費の分が上乗せされていると考えるべきでしょう。
着手金を請求しないから良心的な探偵事務所と考えがちですが、調査終了後に支払う総額を見てみるとむしろ高額だったということもあります。
納得のいく調査をしてもらうために必ず見積りを取る
人探しを依頼するときは、探偵事務所から見積りを出してもらうようにしましょう。見積りはインターネットや電話で依頼することもできますが、直接探偵事務所へ出向くことをおすすめします。
探偵事務所で依頼内容を詳しく話すことで、料金の見積りだけでなく、調査方法や調査期間なども具体的に示してもらうことが可能です。
着手金を請求しない探偵事務所であっても、調査費用の総額を明確に提示してくれる事務所であれば安心して任せられるでしょう。
知っておきたい費用・料金相場
次に探偵事務所・興信所に人探し調査を依頼する場合の料金相場を紹介します。
ただし、人探し調査の料金はさまざまな要因をもとに決まるため、下表の金額はあくまでも相場(目安)であることを念頭に置いてください。
では、人探し調査の料金相場を難易度別にチェックしていきましょう。
人探し調査の難易度A
調査時間 | 1日~1週間程度 |
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料金総額20万~35万円程度 | 着手金10万~15万円程度 |
成功報酬10万円程度 |
人探し調査の難易度B
調査時間 | 5日~15日間程度 |
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料金総額40万~45万円程度 | 着手金20万~25万円程度 |
成功報酬20万円程度 |
人探し調査の難易度C
調査時間 | 10~30日間程度 |
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料金総額60万~65万円程度 | 着手金30万~35万円程度 |
成功報酬30万円程度 |
人探し調査の難易度D
調査時間 | 15日~45日間程度 |
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料金総額100万円~ | 着手金50万円程度 |
成功報酬50万円程度 |
FUJIリサーチの場合
当サイトを運営するFUJIリサーチの場合、人探しは1案件88,000円~の設定となっております。
当然、ここまで解説したように、依頼内容(難易度)に応じて見積りで出せる料金も違うので、現在あなたが人探しをお考えであれば、まずは気軽にお問い合わせください。
なるべく費用を抑える5つのポイント
探偵事務所・興信所に人探し調査を依頼する場合の料金相場を紹介しましたが、「想定していたよりも費用がかかって料金相場が高い」と感じた人が多いのではないでしょうか。
そこでこの章では、なるべく料金相場よりも安い料金で探偵事務所・興信所に人探し調査を依頼するために、費用を抑えるコツを紹介します。
費用を抑えるコツ①できるだけ多くの情報を集める
人探し調査を探偵事務所・興信所に依頼するときは、調査対象者に関する情報が多いほど難易度が低くなり、費用を抑えることにつながります。
探偵事務所・興信所に人探しについて相談する前に、探す人に関連する情報をできるだけ多く収集しましょう。
調査対象者の名前や生年月日、住所などの個人情報だけでなく、学生時代のアルバム・写真、手紙、趣味・嗜好なども人探し調査に役立つ情報です。
情報収集は料金相場よりも安くするために有効な手段であると同時に、人探しの成功率も高くなります。
手間はかかりますが、少し時間をかけて調査対象者の情報をたくさん集めてから探偵事務所・興信所に相談することをおすすめします。
費用を抑えるコツ②相見積りを取って比較検討する
人探し調査の料金は、探偵事務所・興信所によって異なります。相場はありますが、人探し調査の料金規定などはないので、相(あい)見積りをとって適正な金額を見極めることが大切です。
相見積りとは、複数の探偵事務所・興信所から料金見積りを出してもらうことを指します。口コミで評判の良い探偵事務所などを選んで見積りを作成してもらうといいでしょう。
複数の探偵事務所・興信所に人探し調査について相談しなければならないので時間がかかるのはデメリットですが、自分の依頼内容の料金相場がわかるので、選びやすくなる点が大きなメリットです。
また、見積書を元に探偵事務所・興信所に掛け合うことで、相場の料金よりも割り引いてもらえる可能性があります。
費用を抑えるコツ③目的に合ったプランを選ぶ
信頼できる探偵事務所・興信所を絞ったら、人探し調査の目的に合った料金プランを選ぶようにします。
例えば、「着手金無料+成功報酬」の料金体系のプランを契約すれば、もし人探し調査が失敗しても依頼者はお金を支払わなくて済みます。
しかし、この料金プランは成功報酬の金額が相場よりも高めに設定されていることが多いものです。そのため、人探しの結果が得られた場合の調査費用が高くなることを心得ておく必要があります。
費用を抑えるコツ④調査期間を定めておく
料金相場よりも調査料金を抑えるには、あらかじめ探偵事務所・興信所に人探し調査をしてもらう期間を定めることも必要です。
先述したとおり、人探し調査は期間が長引くほど調査料金は上がる仕組みになっています。数週間経過して見つかる見込みがないなら早めに調査を打ち切りにして、探している人からの連絡を待つのも1つの方法です。
しかし、適切な調査期間を決定するのはなかなか難しいもの。自分で適当に決めるのではなく、人探しのプロである探偵事務所・興信所の見立てを参考にして、より適切な調査期間を見極めるようにしましょう。
費用を抑えるコツ⑤できるだけ自分で調査する
事件性がなく緊急性もない場合は、自分で調べるのが最も費用を抑えられる方法です。例えば「SNSを活用する」や「自分の足で活動範囲を調べる」などの調査法があります。
SNSにはTwitter、Facebook、Instagram、LINEなどがありますが、この中でもFacebookは本名または本名に近いニックネームで登録することと規定されています。そのため、友人関係も現実に親交のあった人が多いと言えるでしょう。
調査対象者がFacebookに登録していない場合でも、元会社の同僚や親族などのアカウントが見つかれば、メッセージを送って探している人の情報を得ることも可能です。
SNSでの人探しについてはこちらで詳しく解説しています。
もう1つの自分の足で探す方法は、探している人がよく行っていた店や場所で聞き込みをしたり、本人の自宅から職場への道のりで張り込みをしたりして情報をつかみます。
ただし、聞き込みや張り込みは行き過ぎるとストーカーと誤認され、処罰対象にされる恐れがあります。自分で人探しをする場合は、探している人との関係性をわきまえて慎重に行動することが大切です。
一人で人探しをするのは心身の負担が大きく、成功率も低いので、確実性を求めるなら早めに探偵事務所に相談することを検討してみましょう。
人探しにかかる費用・料金相場【まとめ】
探偵に人探し調査を依頼すると成功率は上がりますが、自分で探すよりも費用や料金がかかってしまいます。
難易度が最も低いケースでも数千円~数万円の負担で済むことはほとんどありません。
調査費用・料金をできるだけ抑えたい場合は、今回紹介したコツをぜひ実践してみてください。
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