探偵事務所とは？調査内容や費用相場など正しい選び方を解説

ストーカーに付け回され、いつか深刻なトラブルに巻き込まれるかも知れない。結婚する予定の彼氏から家族の病気を理由に多額の借金の申し込みがあった。ある日、夫が家を出て行ってしまった。このようなトラブルが起こった時、頼りになるのが「探偵」です。でも全国にはたくさんの探偵事務所があり、いざ調査を依頼するとなると、どの探偵事務所がおすすめなのか分からないですよね。この記事では、探偵事務所でどのような調査を行っているのか、また信頼できる探偵事務所（興信所）を見きわめる方法についてもくわしく解説します。

Contents

探偵事務所とは？
調査内容やサービス内容
費用相場
失敗しない探偵事務所の選び方
おすすめはFUJIリサーチ
まとめ

探偵事務所とは？

探偵事務所とは、個人や企業の依頼を受けて、日常生活の中で起こる様々なトラブルを調査したり、解決したりする民間の機関のことです。警察が「民事不介入」の原則により介入できない「民事事件」などを扱います。日本では、探偵は「届出事業」であるため、探偵事務所の所在地の公安委員会に「開業届」を出せば、探偵として営業することが可能です。全国には令和3年現在で6,500以上の探偵業者が存在しますが、中には依頼を受けたにも拘らず調査を行わず、調査費用だけ受け取る悪質な探偵事務所もあるようです。そのため、探偵事務所に調査を依頼する場合には、信頼できる探偵事務所を選ぶ必要があります。

調査内容やサービス内容

探偵事務所が取り扱う調査は、主に次のようなものです。

浮気調査
信用調査
ストーカー調査
所在調査
盗聴、盗撮調査
結婚詐欺調査

1．浮気調査

夫や妻、彼氏や彼女の浮気を調査します。依頼の内容に沿って、浮気の事実確認のみ行う場合もあれば、慰謝料請求が可能な証拠の入手や、「調査報告書」の作成まで行うこともあります。探偵事務所によっては、慰謝料請求をする際に弁護士の紹介を行うところもありますし、最近では浮気調査だけでなく、パートナーの不貞行為により精神的被害を受けた依頼者の心のケアも行うところも増えています。

2．信用調査（結婚調査）

とくに結婚前に、相手の素行などを調査するものです。結婚することで家族になる予定の人について、親御さんが心配するのは当然ですよね。良い人に見えても実はギャンブル癖や借金があったり、反社会的である可能性もあります。信用調査や結婚調査では、依頼者がどのような点で心配に思っているのかをヒヤリングした上で、相手の交友関係や異性関係、職場での評判などから信用できる人物かどうかを見きわめるお手伝いをします。 ※もちろん調査は法律の範囲内で行われ、違法調査や差別に関する調査、またDVや虐待、ストーカー被害といった違法な目的の調査は行いません。

3．ストーカー調査

ストーカー調査では、年々増加するストーカーやつきまといなどの被害について、24時間体制で依頼者を守り、同時に加害者を突き止め証拠を収集します。ストーカー被害は、刑事事件などの深刻なトラブルにつながりやすいため、早期の解決が重要です。ただ被害が無い状況では警察が介入できず、介入しても「接近禁止命令」を出す程度で、ストーカーにはあまり効果が期待できません。そのため、安全を最優先で探偵事務所に調査を依頼するケースも増えています。

4．所在調査

所在調査では、家出してしまった家族や、お金を貸したら行方が分からなくなった知人、初恋の相手など、さまざまな「人探し」を行います。とくに未成年の家出の場合、事故や薬物、性犯罪などの事件に巻き込まれるケースがここ数年急増しているため、迅速な対応が必要です。家出人が未成年の場合、警察も捜索はしてくれますが、探偵事務所に調査を依頼すれば、家出人の捜索のみ集中して行うため、早期発見の可能性が高まります。

5．盗聴、盗撮調査

盗聴、盗撮調査では盗聴器や隠しカメラが仕掛けられていないかを調べます。盗聴や盗撮の被害は年々増加傾向にあります。知らないうちに日々の生活を覗き見されていたり、日常会話を盗聴されていたりしたら怖いですよね。探偵事務所が行う盗聴、盗撮調査は、ご自宅やお勤め先、または公共施設に仕掛けられた盗聴器や隠しカメラを専門機材を使用して見つけ出します。

6．結婚詐欺調査

結婚詐欺調査では、詐欺師かも知れないお相手の調査を行います。結婚詐欺師は、富裕層の振りをして近づき、結婚をちらつかせながら金品をねだったり、架空の投資話を持ち掛けるなどしてお金を巻き上げようとします。探偵事務所による調査では、お相手が本当に詐欺師なのかどうかを突き止め、真実を明らかにします。また調査報告書を作成し、被害届を提出する際には弁護士を紹介してくれる探偵事務所も多いです。

費用相場

探偵事務所による調査費用（料金）は、探偵事務所により異なります。例えば、浮気調査にかかる費用は10～100万円が相場の金額といわれており、どの探偵事務所に依頼するか、また調査方法によってもかなり違いがあります。 1時間あたりの調査料金は、1名で約1～2.5万円が相場ですが、浮気調査は通常2名体制、または4名体制で行われるため、1時間あたり2～5万円程度かかることになります。ただ、探偵事務所でさまざまな料金プランがあるため、探偵事務所に相談、依頼する際に最適なプランを提案してもらうと良いでしょう。

失敗しない探偵事務所の選び方

全国には探偵事務所がたくさんありますが、どのように信頼できる探偵事務所を選べば良いのでしょうか。大手だから、有名だから安心とはいえません。浮気調査の例からも、探偵事務所に調査を依頼した場合、まとまった金額のお金が必要になることはお分かり頂けたと思います。そのため、探偵事務所の選び方を間違えると、高い調査費用を払ったのにきちんと調査をしてくれない、などのトラブルにつながる可能性があります。ここでは、探偵事務所を選ぶ際に気をつけたいポイントについて紹介します。

ポイントその①　探偵事務所のホームページをチェック

インターネットで探偵事務所を検索した時、「住所」「代表者氏名」「探偵業届出証明番号」の情報が無い探偵事務所は避けましょう。とくに探偵業を行う場合に「探偵業届出証明番号」を持っていない探偵事務所は違法営業になります。また「成功率100％」とか「業界最安」という宣伝文句のある探偵事務所も避けた方が良いでしょう。成功率100％というのはまずありえませんし、調査費用が安すぎる場合、しっかり調査が行われるのかが非常に不安です。

ポイントその②　調査員の成功実績、経験年数をチェック

探偵事務所を選ぶ場合、実際に調査を行う調査員の実績や経験年数は、無料相談時に確認すると良いでしょう。尾行や張り込み、写真撮影などの能力は一朝一夕で身に着くものではなく、ある程度の経験年数が必要になります。調査員が新人ばかりでは安心して調査を任せられませんから、経験が豊富な調査員が調査にあたってくれるのかどうかを相談時に確認しておくことが大切です。常に求人募集している探偵事務所では、とくに調査員の詳細を確認しましょう。

ポイントその③　リスク、その理由の説明があるか

信頼できる探偵事務所は、契約時に良いことばかりを話すのではなく、リスクやデメリットになることもきちんと説明します。友人でも、言いにくいことを伝えてくれる人が本当の友人、といいますが、これは探偵事務所についても当てはまります。調査を依頼して欲しいがために、調査のメリットばかりを並べ立てる探偵事務所は、依頼者のことを本気で心配していません。依頼者にとってのデメリットもきちんと説明してくれる探偵事務所は信頼できるといえます。

ポイントその④　見積り（プラン）に不明な点が無いか

探偵事務所に無料相談をした時には、概算の見積りを出してもらいましょう。その際に、見積書の内容に不明な点が無いかをチェックし、質問してみてください。きちんと納得のいく説明がされるかどうかで、信頼できる探偵事務所かどうか見きわめることが可能です。例えば相談時に、調査費用は調査員何人で計算したものなのか、一時間当たりの費用はいくらなのか、などを聞いてみると、見積書が根拠のあるものかどうかを判断できます。また調査成功時に報酬が発生する「成功報酬型」の料金プランの場合、「成功が何を指すのか」を確認しておくとトラブルにならずに済みます。

ポイントその⑤　相談時、調査報告書を確認する

探偵事務所がさまざまな調査を行う場合、「調査報告書」が作成されます。この調査報告書は、損害賠償請求や裁判の際に使われるため、調査した内容が詳細に記載されていることが大切です。調査報告書が不完全な場合、証拠として使えず調査費用（料金）が無駄になる可能性があります。そのため、必ず面談時に調査報告書のサンプルを見せてもらいましょう。調査能力の高い探偵事務所の場合、調査報告書もしっかり作成されています。これは、実績の豊富な探偵事務所の場合、裁判なども経験して「調査報告書をどのように作成すれば良いか」を理解していると考えられるためです。また、調査報告書を確認する際、「調査を依頼した場合、調査報告書はいつ受け取れますか？」と確認しておくことをおすすめします。これは、調査報告書の作成などの事務処理系の作業が、遅れがちになる探偵事務所があるためです。

ポイントその⑥　探偵業法に則った契約書か確認

探偵事務所との間で調査の契約を行う場合、重要事項説明書（契約前に交付する書面）と契約書（契約後に交付する書面）を依頼者に交付する必要があります。また調査の目的の確認書である誓約書を依頼者から取り付けなければいけません。また事務所以外で契約を締結する場合には、特定商取引法に基づいて、クーリングオフに関する事項を記載した法定書面（契約書）とともに、依頼者に対して「書面をよく読むこと」また「クーリングオフの事項と、契約書は一体のものであること」を、依頼者にきちんと説明して渡さなければなりません。

ポイントその⑦　カウンセラーの対応、強引な営業が無いか

探偵事務所の中には、無料相談時に「とにかく契約させようと強引な営業をしてくる」ところもあります。そのような悪質な探偵事務所と契約するのは絶対に止めましょう。信頼できる探偵事務所の場合、カウンセラーは依頼者の悩みに対してとにかく親身になってくれます。そしてその悩みが解決するよう、最善策を提案してくれるでしょう。つまり、強引に営業をする必要がありません。お悩みがあり、探偵事務所に調査を依頼するなら、この探偵事務所に依頼したい、と思えるところに依頼することをおすすめします。

ポイントその⑧　調査範囲に近い探偵事務所が理想

たとえば浮気調査を遠方の探偵事務所に依頼する場合、調査を行うための移動距離があるため、その分交通費がかかってしまいます。距離によっては宿泊費がかかることもあるでしょう。そうすると料金が高くなってしまうため、調査を依頼する際には調査範囲に近い探偵事務所を選ぶことをおすすめします。

まとめ

全国にはたくさんの探偵事務所があるため、いざ依頼をするとなると迷われる方も多いでしょう。信頼できる探偵事務所を見きわめるには、実際に相談してみることをおすすめします。その際、相談者の悩みをきちんと聞き取り、気持ちに寄り添い親身になってくれるかを判断しましょう。話してみると、相手が誠意をもって対応してくれているかどうかは伝わるものです。探偵社FUJIリサーチでは匿名でのご相談も可能なため、リラックスして利用してみてください。