パートナーの帰りが急に遅くなったり、休日出勤が増えたりすると、浮気しているのでは？と心配になりますよね。
自分で浮気調査をするにはどうすれば良いか分からない人も多いでしょう。
パートナーが移動に車を使っているなら、GPS発信機を取り付けて位置情報を確認するのもひとつの方法です。
ただしGPSで浮気調査を行う場合、方法によっては違法行為になることもあります。
この記事では、GPSによる浮気調査が相手にバレた場合どうなるのか、合法的に浮気調査を行うにはどうすれば良いのか、また確実に証拠を押さえる方法についてくわしく解説します。
株式会社ワンプロテクト 代表取締役
記事の監修担当者：
髙村 一成 氏
人探し・浮気調査・企業調査などを専門として行うプロ集団「FUJIリサーチ」の代表。アドバイザー・企画課・機動課の3つのチームを構成し、これまで累計3000件以上もの調査を成功させてきた。
取り付けはバレたら違法？
GPS発信機を取り付けることは、はたして違法なのでしょうか。
実はGPSを使った浮気調査は法律で禁止されているわけではありません。
ただ場所によっては、その行為が法律に触れるために違法行為にあたることがあります。
具体的にいえば、他人の位置情報を無断で確認する行為は「プライバシー権の侵害」にあたるため、損害賠償請求される恐れがあります。
夫婦の共同財産の車なら、取り付けても問題ない
夫婦の共同財産の車にGPS発信機を取り付ける行為は違法行為にならないため、相手にバレたとしても問題ありません。
パートナー個人の持ち物（鞄など）にGPS発信機を仕掛ける行為は違法になるため、避けた方が良いでしょう。
パートナーの浮気調査を行うなら、問題ない方法をおすすめします。
違法行為になる場所は他にも！
GPSを取り付けると違法になる場所は他にもあります。GPSを使った浮気調査を行う場合には、次の場所は避けるようにしましょう。
- パートナーの社有車
- 浮気相手の車や持ち物
- 別居中のパートナーの車
探偵など第三者による取り付けは違法行為
探偵などの第三者があなたのパートナーの車にGPS発信機を取り付ける行為は違法です。 取り付けをあなたが行い、探偵が情報管理するのも違法です。
探偵事務所によっては「GPS発信機はこちらで取り付けします」というところもあるようですが、これは違法行為にあたるため、そのように持ち掛ける探偵業者に調査依頼するのはおすすめできません。
GPSを使った調査のメリット・デメリット
GPSを使った浮気調査のメリットとデメリットを確認しておきましょう。
メリットとデメリットを把握しておけば、実際に浮気調査を行うか判断する際の材料になります。
メリット
GPSを使った浮気調査のメリットは次のとおりです。
①パートナーの行動を把握できる
GPS発信機を使えば、パートナーの行動を把握できます。
リアルタイムの位置情報はもちろん、データの蓄積によって行動履歴を確認することも可能です。
機種によってはGOOGLEなどのマップと連動して場所を確認することもでき、パートナーの浮気の実態を詳細に把握できます。
②パートナーを尾行する必要がない
GPS発信機を使えば、パートナーを尾行する必要がありません。
尾行調査は素人が行うと相手にバレたり見失ったりする可能性が高いです。
その点GPSは家にいながらにしてパートナーの居場所が確認できます。
デメリット
GPSを使った浮気調査のデメリットは次のとおりです。
①パートナーにバレたら夫婦関係が悪化する
GPS発信機がパートナーにバレたら夫婦関係が悪化する可能性があります。 パートナーが浮気をしているかどうかに関わらず、こっそり調査していたことでパートナーが傷ついたり、怒ったりすることが予想されます。
②性能によっては誤差が生じる場合がある
GPS発信機の性能によっては、位置情報に誤差が生じる可能性があります。
位置情報に誤差が生じると浮気の証拠の信ぴょう性がなくなるため、GPSを使って浮気調査を行う場合には事前に誤差について確認しておくことも大切です。
相手にバレずにGPSで浮気調査するための3つのポイント！
相手にバレずにGPSで浮気調査をするには、次の3つのポイントが大切です。
①GPSで知った情報を口に出さない
GPSでパートナーの行動を把握し始めると、自分が知っているはずのないことを口に出してしまうケースが少なくありません。
勘の良いパートナーならあなたの言動から浮気を疑われ、もしかすると調査されているかも、と考える可能性があります。
GPSで知った情報は本来自分が知りえないこと、という認識を強く持たないとやってしまいがちですから注意しましょう。
②普段通りに接する
GPSを使って浮気調査を始めると、知りたくない情報が入ってきます。
予想していたはずの情報でも、それが事実だと分かると平静でいられないのも無理はありません。
でもパートナーにバレずに浮気調査するには、普段通りの態度が大切です。
あなたの様子から浮気調査に気づかれる可能性は十分ありますから、決定的な証拠を見つけるまでは普段通りの態度をとるようにしましょう。
③浮気現場に乗り込まない
GPSを使った浮気調査でパートナーの浮気の事実を掴んだ場合、ひと言言ってやらないと気が済まない、と考える人も少なくないでしょう。
もし浮気現場に乗り込めば、パートナーと浮気相手が謝罪してくれるかも知れません。でも場合によっては修羅場になる可能性もあります。
その場しのぎの謝罪の言葉を口にしても、パートナーとの夫婦関係が修復できるとは限りません。逆に溝ができてしまう可能性もあります。
GPSを使った浮気調査を行う場合は、冷静に対処することが大切です。
GPSでの調査がバレたらどうなる？
GPSでの浮気調査がバレた場合、どうなるのでしょうか。
違法行為にあたる方法で浮気調査が行ったことがバレた場合は、どのような罪に問われるのでしょうか。
ここでは、GPSでの浮気調査がバレた場合どうなるのかについて、くわしく解説します。
①プライバシー権の侵害
GPS発信機を個人の持ち物に仕掛けて浮気調査を行ってバレた場合は、プライバシー権を侵害したとして損害賠償請求される可能性があります。
悪いこと（浮気）をしたのは向こうなのに、と納得できない気持ちになるかも知れませんが、プライバシー権は人間の善悪に関わらず尊重されなければならないと法律で定められているのです。
プライバシー権の侵害は3年以下の懲役または10万円以下の罰金が科されますが、仮に損害賠償請求された場合に支払う慰謝料は、50～200万円が相場となっています。
②ストーカー規制法違反
GPSを使った浮気調査で、個人の持ち物にGPS発信機を仕掛けたことがバレた場合にはストーカー規制法が適用される恐れがあります。
ストーカー規制法は、以前は「つきまとい」などに適用されていましたが、改正後はGPSによる位置情報の確認も適用されるようになりました。
浮気調査がバレたことでストーカー規制法違反で逮捕された場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。
③不正指令電磁的記録供用罪
GPSによる位置情報確認ができるアプリを相手のスマホに無断でインストールしてバレた場合、「不正指令電磁的記録供用罪」という違法行為になり、つかんだ証拠が使えないばかりか、逮捕される可能性もあります。
逮捕された場合、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。
浮気調査を行う場合は、違法行為にならないよう十分注意しましょう。
GPSを使った浮気調査で掴んだ証拠は離婚や慰謝料請求に使える？
GPSを使った浮気調査で証拠を掴んだ場合、その証拠だけで離婚や慰謝料請求をするのは難しいでしょう。
GPSによる位置情報で確認できるのは「パートナーがいた」という事実だけなので、浮気相手の情報を知ることはできません。
離婚や慰謝料請求を行う場合には「パートナーが配偶者以外の相手と不貞行為（肉体関係を持つこと）があったことを示す証拠」が必要です。
GPSを使った浮気調査で掴んだ証拠で離婚や慰謝料請求を行う場合には、それを裏付ける証拠を準備しましょう。
浮気の証拠を押さえるなら探偵に依頼するのがおすすめ
浮気の証拠を押さえるなら、探偵に依頼するのがおすすめです。
浮気の事実を突きつけ、パートナーに反省を促すのが目的であれば、GPSによる浮気調査だけでも可能でしょう。
でも離婚や慰謝料請求を目的としている場合には、GPSによる浮気調査で証拠を掴んだとしても、それだけでは難しいです。
浮気調査の目的が離婚や慰謝料請求をすることであれば、探偵に調査を依頼し、確実に浮気の証拠を押さえることをおすすめします。
浮気調査の費用を抑えるには
浮気調査を探偵に依頼すると高いのでは、と心配される方も多いでしょう。
たしかに探偵に浮気調査を依頼した場合、10～100万円の料金がかかるといわれています。
でももしGPSによる浮気調査を行っていてパートナーの浮気の状況などがつかめているなら、探偵に浮気調査を依頼したとしてもかなり費用を抑えることができるでしょう。
GPSによる浮気調査を行っていない場合でも、浮気の情報を集めておくことで調査費用を抑えられます。
GPS以外で合法的に浮気の証拠を掴む方法
GPSによる浮気調査以外で、合法的に浮気の証拠を掴む方法をいくつか紹介します。
ご自分で浮気調査を行うことをお考えの方はぜひ参考になさって下さい。
1．パートナーの財布をチェック
パートナーの財布をチェックすることは刑罰の対象とならない方法です。
財布にレシートやSuicaなどの公共交通機関の電子カードがあれば中身を確認してみましょう。電子カードの利用明細はパソコンで確認できます。
デートで使いそうなお店のレシートがあれば、写真を撮って証拠として保存しておきましょう。
2．家族カードの明細をチェック
クレジットカードの明細も中身をチェックすることで浮気の情報が得られる可能性があります。
3．スマホの利用明細をチェック
スマホの利用明細をチェックする場合は注意すべきポイントがあります。
パートナー個人の利用明細をチェックするのはプライバシー権の侵害にあたる恐れがあるため、避けた方が良いでしょう。
合法的にスマホの利用明細を確認するには、家族契約に変更し、あなたが契約者となれば問題ありません。
スマホの利用明細を確認して、頻繁に連絡を取っている人がいれば浮気相手である可能性があります。
4．ICボイスレコーダーを仕掛ける
ICボイスレコーダーを仕掛けることで浮気の事実を掴めるかも知れません。違法行為を避けるには、GPS発信機を取り付けるのと同じで共有財産の車に仕掛けましょう。
パートナーや浮気相手にバレたら浮気の証拠が掴めなくなるので、後部座席の下やティッシュケースの中など見つかりにくい場所に仕掛けることがポイントです。
5．ドライブレコーダーを取り付ける
ドライブレコーダーを取り付けることで浮気の証拠を掴める可能性があります。 GPSによる位置情報だけでは精度による誤差を主張されてしまう恐れがありますが、ドライブレコーダーの映像があれば、パートナーの行動を裏付ける証拠になるでしょう。
ドライブレコーダーの記録はどんどん上書きされてしまうため、浮気調査に利用する場合にはデータを保存するSDカードを大容量のものに交換しておくことが大切です。
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当社の無料相談は匿名でのご利用が可能なため、探偵への浮気調査の依頼をお考えで迷いのある方におすすめです。
また当社では調査スキルの向上のため、探偵業界初の「技術教官」を設置し、知識や経験の共有を行っています。
また悪質な探偵業者の排除を目指す探偵協会に加盟し、健全な経営を行っている点もおすすめの理由です。
記事まとめ
パートナーの浮気の事実が知りたいと考え、GPSを使った浮気調査を行う方の中には、無自覚なまま違法行為をしてしまうことがあります。
パートナーは家族ではありますが、ひとりの個人でもあるため、プライバシー権の侵害などの違法行為をしないよう配慮して浮気調査を行いましょう。
友だちもやっているから大丈夫、と安易に違法なやり方で浮気調査を行うと損害賠償請求される可能性がありますから注意が必要です。
またパートナーの浮気を知った時に冷静でいられる自信がなければ、信頼できる探偵事務所に相談してみるのもひとつの方法です。
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