「あなたの家は盗聴されている可能性があります」と言われたら、ほとんどの人は「そんなことはあり得ない」と答えることでしょう。
しかし実際には、4人家族の80軒に1軒の割合で盗聴器が仕掛けられているという意見もあります。それはどういうことなのでしょうか。
一般的に、犯罪による被害は警察庁によって統計が出ているものです。
例えば特殊詐欺による被害は、2022年に17,520件報告されています。
でも盗聴による被害には、統計が出ていないため、実際どれほど被害が出ているのかが分からないのが現状です。
ただ小型盗聴器は年間30~40万台販売されていることから、それらの盗聴器が全て使われれば、被害件数は特殊詐欺のそれを遥かに上回ることになります。
この記事ではそうした事実を踏まえ、盗聴器を自分で探知、発見する方法と、探偵事務所や興信所に発見を依頼する方法についてくわしく解説します。

株式会社ワンプロテクト 代表取締役
記事の監修担当者:
髙村 一成 氏
人探し・浮気調査・企業調査などを専門として行うプロ集団「FUJIリサーチ」の代表。アドバイザー・企画課・機動課の3つのチームを構成し、これまで累計3000件以上もの調査を成功させてきた。
盗聴器の種類

盗聴器には、有線式と無線式の2種類があります。
日本で出回っている盗聴器はほとんどが無線式であるため、ここでは無線式盗聴器について確認していきましょう。
無線式盗聴器は次の3種類に分けられます。
デジタル式 |
電源タップなどに仕込んで使う盗聴器で、電源さえ確保されていれば半永久的に使用可能 |
アナログ式 |
携帯電話の電波を利用して盗聴を行うタイプの盗聴器で、携帯電話の電波がない状態では使用できない |
リモコン式 |
盗聴器の電源をリモコンで操作できるタイプの盗聴器で、電源が切られてしまうと発見が難しい |
盗聴器を自分で発見(探知)する方法

盗聴器が仮に自宅に仕掛けられていた場合、どのような方法で発見できるのでしょうか。
「うちには盗聴器が仕掛けられているはずがない」と思われる方であっても、探偵事務所が調査をしたところ、盗聴器が発見されるケースは少なくありません。
例えば自分が仕事で家を留守にしている時、家電の配送付きサービスなどで自宅を訪れた業者が盗聴器を仕掛けたというケースもあります。
また引っ越した際に、前の住人が使っていた電源タップが置いてあり、便利に思って使っていたら中に盗聴器が仕込まれていたというケースもありますから、自分に覚えがなくても盗聴器がないと言い切ることはできません。
ここでは、自分で簡単に盗聴器を探知、発見する方法を5つ紹介しますので、簡単な方法から試してみてはどうでしょうか。
①仕掛けられていそうな場所を目視で探す
まず最初に、家の中をじっくり見て回り、小型盗聴器が仕掛けられていそうな場所をチェックしていきます。
具体的には
電源タップ、電化製品や家具の周り、ぬいぐるみや置き物の中などに仕掛けられることが多いです。
また大型であまり動かさない家具の裏なども忘れずにチェックしてみましょう。
実はエアコンの内部や天井裏に盗聴器や隠しカメラを仕掛けるケースもありますから、身に覚えがある場合は、盗聴器の有無を確認しておくと安心です。
②探吉くんなどの市販の盗聴器発見機で検知、発見する
最近では市販の小型盗聴器発見機が販売されているので、それを使って検知し、盗聴器を発見することもできます。
盗聴器発見機と一口に言っても、探吉くんのように小型で数千円で買える物から探偵が使うような大きく高額な物まで大きさも価格もさまざまです。
また機器によって探知できる周波数や感度に違いがあり、全ての盗聴器を探知できるわけではありません。
仕掛けられた盗聴器の周波数に合った盗聴器発見機であれば、探知、発見が可能です。
また盗聴器発見機の中には、GPSや盗撮カメラ、無線式盗聴器などを正確に検知できるものもあります。
探吉くんのような携帯タイプの盗聴器発見機は、旅行先や出張先、車内で盗聴器が仕掛けられていないか簡単に調べるのにも使えて便利なので一つ持っていても良いかも知れません。
③FMラジオの電波を使う
仕掛けられた盗聴器を探知、発見する場合、FMラジオの電波を使う方法もあります。
方法は、あらかじめテレビなどをつけておき、FMラジオの周波数を一番低くして電源を入れます。
ラジオの周波数を少しずつ上げていき、ラジオからテレビの音が聞こえたら盗聴器があるということです。
盗聴器の場所を探すには、ラジオの音がハウリングする場所の近くに盗聴器があるはずですから、部屋の中を歩き回ってみましょう。
怪しい場所があれば、トントンと叩いてみてください。トントンと聞こえたら、そこに盗聴器があるということです。
ただし、FMラジオで探知できる盗聴器は、一部の盗聴器の発する電波であり、全ての盗聴器が探知、発見できるわけではありません。
④アプリで探す
iPhoneなどのスマホアプリで盗聴器が探知できるものがありますが、実際に盗聴器を探知できるかというと難しいようです。
これは元々スマートフォンは本来受信するべき電波以外を受信しないように作られているためです。
以上のことから、現在リリースされている「盗聴器発見アプリ」は、残念ながらジョークグッズの一種であり、本気で盗聴器を検知、発見するためのものではないといえます。
⑤専門の業者に依頼する
盗聴器を探知、発見するには、専門の業者に依頼するのが一番安心な方法です。
専門業者では、さまざまな種類の盗聴器に感知、対応できる盗聴器発見機が揃っていますから、仕掛けられた盗聴器の探知もれや発見もれがありません。
種類の異なる盗聴器が仕掛けられている場合もあるので、専門の業者にしっかり調査してもらうのが安心ですし、色々な方法を試すよりも結局は費用がかからずに済むことが多いです。
とくに機密情報を扱う企業(会社)であれば、多少費用(料金)がかかっても専門業者に調査してもらうことをおすすめします。
また、どうしても自分で盗聴器の機械を発見したい場合、レンタルもできますから業者に相談してみてはどうでしょうか。
盗聴器を発見した場合の対応

自分で、または業者に依頼して調査した結果、盗聴器が探知、発見された場合には、難しいことですが、まずは落ち着きましょう。
盗聴器を仕掛けた犯人が聞いている可能性があるため「これ、盗聴器?」などと声に出すのは止めましょう。
もし犯人が聞いていた場合、逃げられるか、行為がエスカレートするかのどちらかが考えられ、そのどちらも避けなければいけません。
また盗聴器を発見すると驚いてすぐに取り外そうとする人がいますが、これもNGです。
仕掛けられた盗聴器は証拠ですし、仕掛けられた場所によっては、取り外そうとするとショートしたりして危険な場合があります。
この場合も、盗聴器の対応に慣れている専門業者がいれば、上手く対応してくれるので安心です。
発見したら警察に被害届を出しましょう

盗聴器が探知、発見された場合、警察に被害届を出すことも大切です。
専門業者に盗聴器発見を依頼した場合、警察に被害届を出すことについてもアドバイスがあるでしょう。
自分で盗聴器を探知し、発見した場合でも、自分で盗聴器を外すことはせず、まずは警察に相談するようにしましょう。
誰が盗聴器を仕掛けたとしても、
仕掛ける際には「住居不法侵入」の違法行為を行っている可能性が高いですから、被害届を出すことによって警察も捜査してくれます。
被害届けの出し方
盗聴器を発見して、警察に被害届を出す場合には、運転免許証など身分証明になる物を持参の上で警察署や交番に行きます。
この時、盗聴器を外して持って行く必要はありません。警察署(または交番)で被害届の書類を記入、提出すればOKです。
ただ警察は常に大きな事件を抱えているため、盗聴器が発見されても、すぐに捜査してもらえない可能性があることは理解しておきましょう。
隠しカメラやGPSが発見される可能性もある

もし盗聴器を仕掛けたのがストーカーであれば、盗聴器以外に隠しカメラが発見される可能性もあります。
またストーカーであった場合、知らない間にスマホにGPS機能のある浮気防止アプリがインストールされていることも考えられるため、注意が必要です。
浮気防止アプリの中には、GPS以外にもカメラを強制作動させて写真撮影を行ったり、録音、動画撮影したりできる機能があるものもあります。
盗聴器を発見した場合、
隠しカメラや浮気防止アプリのGPS機能によって行動を把握されているケースも少なくありませんから、ストーカー被害に遭っている人は一度専門業者に調査を依頼することをおすすめします。
プライバシーを守るためには防犯が大切

盗聴器や隠しカメラは、ちょっとした好奇心から仕掛けられるケースも少なくありません。
でも盗聴器やカメラを仕掛けられる側からすれば、自分のプライバシーを侵害されるのはすごく怖いです。
知らない間に誰かが恋人との会話や家での行動を盗聴器やカメラを使って監視していると考えたら気持ち悪いし、何とかしたいと思いますよね。
相手がストーカーだった場合には、深刻なトラブルに繋がる場合もあります。
警備会社ALSOK(アルソック)の調査によれば、令和元年のストーカー被害は、警察が認知しているだけでも20,000件を超えるそうです。
盗聴器を仕掛けたのがストーカーである可能性がある場合は、身の安全を確保するためにも探偵事務所や興信所に本格的な調査を依頼することも検討しましょう。
盗聴器のお悩みは探偵事務所に依頼するのがベスト

盗聴されているかも知れないと思ったら、やはり専門業者である探偵事務所や興信所に相談するのがベストな方法です。
自分で盗聴器発見機を使って盗聴器を探知、発見することもできますが、仕掛けられている盗聴器が一つとは限りませんし、その場合全ての盗聴器を発見できるかどうかは分かりません。
また家の中以外に盗聴器が仕掛けられていたり、隠しカメラが仕掛けられていたりすることもあるので、探偵事務所などの専門業者に徹底的に調査してもらえば安心です。
探偵業者に依頼する方法

盗聴器の探知、発見を探偵業者に依頼することを決めたら、まずはほとんどの探偵事務所で対応している無料相談を利用しましょう。
メールフォームから、または電話やSNSで問い合わせをして、相談することができます。
盗聴器発見依頼の流れとしては、無料相談で大体の調査費用を見積りしてもらうことができますから、それを確認して問題が無ければ契約に進みます。
盗聴器発見調査、費用の相場は?
盗聴器の発見を依頼した場合、いくら位の費用がかかるのでしょうか。
盗聴器発見調査を探偵事務所や興信所に依頼した場合、費用の相場は20,000~120,000円と幅広いものになっています。
これは依頼する探偵事務所により大きく異なるため、無料相談時にしっかり確認するようにしましょう。
信頼できる探偵事務所の見きわめ方

盗聴器発見の依頼をする場合、どこの探偵事務所に依頼するかによって、調査の失敗や請求トラブルにつながることがあります。
そのため、信頼できる探偵事務所を見きわめることが大変重要です。
例えば、調査費用が明らかに他の探偵事務所より格安であれば、後から経費として高額な請求をされる可能性がありますので注意が必要です。
安い調査費用で来店させ、高額な調査費用を請求するトラブルは、実際に消費者センターにかなりたくさんの相談が寄せられています。
そのため、
信頼できる探偵事務所を見きわめるには、「調査費用が安い」ということより「調査力が高いと評判である」ことをポイントにしましょう。
また異なる種類の盗聴器を発見するには、それに対応できる盗聴器発見機が必要になります。
小さな探偵事務所や興信所の場合、盗聴器発見機を各種揃っていないことがあるため、探知漏れや発見漏れが起こる可能性があります。
盗聴器発見は、ある程度大きい探偵事務所に依頼するのがおすすめです。
とくに探偵社FUJIリサーチをおすすめする理由

家に隠された盗聴器を発見して早く安心したい場合、探偵事務所の中でも、探偵社FUJIリサーチがおすすめです。
探偵社FUJIリサーチは、数ある探偵事務所の中でも調査力の高さに定評があり、
実際に探偵社FUJIリサーチを利用されたお客様の口コミでも調査力の高さにご満足頂いています。
また長年にわたってメディアに調査協力を行っていることも、信頼して頂ける理由になるといえます。
調査力がなければ調査協力を依頼されることはあり得ませんし、それが長年にわたって継続しているということは、探偵社FUJIリサーチが信頼に値する探偵事務所である証であるといえます。
まとめ|盗聴のお悩みは探偵社FUJIリサーチにご相談ください

もし自宅に盗聴器が仕掛けられている場合、放置するのは大変危険です。
犯罪はエスカレートする性質を持っており、盗聴が成功すれば次は住居不法侵入や空き巣などに発展する可能性もあります。
盗聴されている気がしたら、一度探偵社FUJIリサーチにご相談ください。
ご相談は無料ですから、現状をお話し頂ければこちらからアドバイスさせて頂くことも可能です。
盗聴器発見の依頼をされるかどうかは、それから決めて頂いて構いません。
一日も早く安心してすごせる生活を取り戻せるよう、精一杯サポート致しますので、まずは匿名OKの相談フォームをご利用ください。
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