パートナーの怪しい行動から「浮気をしているのでは?」と感じ、GPSなどの小型発信機を使って浮気調査をしたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に車等にGPSを仕掛ければパートナーの位置情報を得ることができ、行動履歴も確認できるため、浮気や不倫の事実を確かめられそうです。
ただし、浮気査のためにGPSを仕掛ける行為は違法になるリスクが。違法のラインを事前にチェックしておくことが非常に大切です。
この記事では、浮気調査でパートナーにGPSを仕掛けることについて以下の3つのポイントを解説していきます。
- GPSでの浮気調査はどこから違法になる?
- 浮気調査に使えるGPSの種類
- 浮気調査でGPSを取り付ける際の注意点
パートナーの車にGPSを仕掛けようと考えている方は、違法になってしまわないためにも是非本記事を参考にしてみてください。
車へのGPSの取り付けは違法になる?

パートナーが利用している車にGPSなどの小型発信機を取り付けることで、相手の位置情報を尾行することなく追跡することができます。
近年では浮気調査用にレンタルできるものもあり、探偵事務所による浮気調査でもGPSで追跡するケースは少なくありません。
しかし、むやみにGPSを仕掛けると違法となるリスクがあり、せっかく浮気の証拠をつかんでも逆に訴えられてしまうこともあり得ます。
それを避けるためにも、浮気調査で車にGPSを取り付ける際には法律的に問題がない範囲を理解しておきましょう。
ストーカー規制法や不正アクセス禁止法に該当する恐れがある
小型発信機を取り付けて追跡すると、ストーカー規制法や不正アクセス禁止法に該当する恐れがあるので注意が必要です。
例えば、GPSは今いる場所の位置情報や行動履歴をチェックできるため、ストーカー行為とみなされる可能性があります。
夫婦間の浮気調査であれば違法とはなりにくいですが、結婚前のカップルは違法となる可能性が高いです。
また、パートナーのスマホに無許可で位置情報アプリをダウンロードする行為は、不正アクセス禁止法が適用される可能性があります。
この場合は夫婦であってもバレたら逮捕されるリスクがあるため、勝手にパートナーのスマホにログインしたり、アプリをダウンロードしたりするのは避けましょう。
浮気調査のためとは言っても、違法行為をしてしまっては元も子もありません。
事前に「何をしたら違法になるのか」を確認しておきましょう。
浮気調査でGPSが利用される理由と得られる情報

GPSが浮気調査に利用される理由は、下記のようなメリットがあるからです。
尾行をせずにパートナーの行動を追跡できる
浮気調査というと、探偵が調査対象者を尾行したり、勤務先周辺で張り込みや聞き込みなどをしている姿をイメージしますが、GPSを使用すればそうした労力と時間を省くことができます。
家に居ながらにしてパートナー(調査対象者)の位置情報を得ることができ、行動を把握することが可能になります。
また、尾行や張り込みなどはプロの探偵でなければ調査対象者に気づかれたり、ストーカーに間違われて通報されたりするリスクもありますが、GPSならその心配がありません。
GPSは裁判で有利になる証拠集めに役立つ
配偶者の不貞行為が原因で慰謝料請求や離婚請求をする場合、相手が不貞行為を否認して請求に応じないときは調停や裁判に判断をゆだねることになります。
その際は、請求する側に「立証責任」があります。立証とは、慰謝料や離婚請求をするに至った原因について証拠を示すことです。
つまり、配偶者と浮気相手に「肉体関係」があったことを裁判官が推認できるだけの証拠を提示する必要があるのです。
具体的には、浮気相手と2人きりで旅行をしていたことがわかる写真や動画、浮気相手の家に長時間滞在していたことがわかる写真や動画などは強い証拠能力を持つので、慰謝料請求や離婚裁判を有利に進めることができます。
こうした裁判所で立証できるだけの証拠を集めるのは一般の人には難しいものです。
しかし、GPSを使えば、位置情報からパートナーの居場所を特定することができ、待ち伏せするなどして肉対関係を裏付ける決定的な証拠を押さえられる確率が高くなります。
このように、GPSの位置情報や行動記録だけでは証拠能力はないのですが、GPSの情報・記録を補助的に使って収集した写真などの証拠資料であれば、調停や裁判で浮気を立証することが可能になります。
GPSでの浮気調査はどこから違法になる?

次に、GPSを車に取り付ける浮気調査の場合は「どこから違法になるのか」をチェックしておきましょう。
浮気の事実を確かめるためには、きちんと法律を守って調査することが大切です。
「法律的に問題ない範囲」と「違法となってしまうケース」をそれぞれ解説していきます。
夫婦の共有財産ならセーフ
夫婦で共有している財産にGPSを取り付ける場合は、法律的には問題ありません。
共有ということは「半分は自分の持ち物」でもあるため、自分の持ち物に発信機を取り付けても問題がないという解釈となります。
車は夫婦で共有しているケースが多いため、GPSを取り付けても法律的にはセーフです。
同じ理由で同居している夫婦が家に盗聴器などを仕掛けても違法とはなりません。
ただし、パートナーが個人的に所有している車に取り付けたり、別居中の住居に仕掛けたりしたケースでは違法となる可能性が高いです。
あくまでも「夫婦の共有財産」を選んで、GPSを取り付けましょう。
探偵などによる取り付けは違法
探偵に浮気調査を依頼する場合、GPSによる位置情報の追跡を提案されることがあります。
しかし探偵は夫婦にとっては第三者であるため、持ち物に勝手にGPSを取り付けたり、位置情報を管理したりすると違法となります。
そのため、探偵に浮気調査を依頼してもGPSを仕掛けるのは自分です。
もし依頼しようとしている探偵事務所で「GPSの設置は探偵側でやります」「位置情報は探偵が管理します」などと言ってきたら、信頼できない探偵事務所の可能性もあります。
どんな状況であっても、浮気調査のためにGPSを車に取り付けるのは自分しかいないと理解しておきましょう。
浮気相手の車への取り付けも違法
「この人が浮気相手かも」と推測できる人がいても、勝手にGPSを取り付けてはいけません。
夫婦の共有財産以外の車にGPSを設置するのは違法であり、特に第三者相手では訴えられるリスクが高いからです。
もし、浮気に関係のない人がいる場所の情報を入手して追跡してしまったら、ストーカー規制法の対象となります。
また、本当に浮気相手だったとしても、違法な調査による証拠は裁判では採用されません。
車にGPSを取り付けて浮気調査をする際は、とにかく慎重に進めていく必要があります。
違法になるか不安な方は、探偵事務所に浮気調査の依頼や相談をすることをおすすめします。
浮気調査に使えるGPSの種類

実際に車にGPSを取り付けて追跡する場合は、GPSの特徴を理解してから使いましょう。
GPSには、タイプごとに以下の3種類があります。
- 行動履歴を記録する「ロガータイプ」
- リアルタイムで追跡する「リアルタイプ」
- スマホアプリ
それぞれのGPSの特徴を確認して、自分にあったGPSを購入しましょう。
行動履歴を記録する「ロガータイプ」
ロガータイプのGPSは、小型の発信機を取り付けて位置情報を記録するタイプです。
そのため、車で移動した行動履歴を後から確認することができます。
例えば、車に仕掛けることで「レストランで食事をしてからコンビニに寄り、ラブホテルに入った」という行動履歴をチェックできます。
また、知らない家に位置情報が記録されている場合は、そこが浮気相手の自宅と特定することも可能です。
ただし、ロガータイプは後から行動履歴をチェックするための発信機であり、現在の居場所を確認することはできません。
浮気現場を押さえるためにロガータイプを使うのは難しいでしょう。
現在の居場所を確認できる「リアルタイプ」
現在の居場所を突き止めるためにGPSを使いたい場合は、リアルタイプのGPSを車に仕掛けましょう。
リアルタイプを車に仕掛けておけば「今どこに車がいるのか」を確認できるため、浮気をしているラブホテルや浮気相手の自宅を把握できます。
居場所を知ることで浮気現場に突撃して、証拠写真を押さえることも可能です。
ただし、リアルタイプは車の行動履歴を残すことができないため、すぐに調査しなければなりません。浮気調査をする時間がある場合は、リアルタイプのGPSがおすすめです。
浮気調査をする時間がある場合は、リアルタイプのGPSがおすすめです。
スマホアプリ
車に発信機を仕掛けるタイプとは違いますが、パートナーのスマホにアプリをダウンロードすることで位置情報を確認することもできます。
録音機能が搭載されているアプリもあるので、浮気相手との会話をチェックすることも可能です。
ただし、すでにご紹介した通りスマホアプリを勝手にダウンロードすると、不正アクセス禁止法に該当する恐れがあります。
許可なくスマホにログインし、アプリをダウンロードするのは厳に慎みましょう。
超軽量・コンパクトなGPS は浮気調査におすすめグッズ
キーホルダータイプのGPSもあります。もともとは家の鍵やスマホなどを紛失したときに、なくした場所がわかるように作られたものです。
超軽量でコンパクトなので相手のカバンに入れることもできます。
最近は、財布に入れられる超小型GPSも登場しています。子供や高齢者向けですが、浮気調査にも適しています。
どちらも取り付ける場所を選ばないため、浮気調査にピッタリということで人気が高まっています。
浮気調査が1か月以上かかりそうな場合は、レンタルのGPSを検討してみるのもいいでしょう。レンタルの場合は借りる期間が長くなるほど安い料金設定になることが多いからです。
車に設置する際の注意点

浮気調査で車にGPSを取り付ける場合には、以下のような点に注意が必要です。
- パートナーに浮気調査がバレないように気を付ける
- どこにつけるか取付場所を入念に決める
- 位置情報だけでは証拠にならない
車にGPSを仕掛けようと考えている方は、こちらをチェックしてみてください。
パートナーに浮気調査バレないように気を付ける
浮気調査をしていることがパートナーにバレないように注意しましょう。
浮気調査がバレると証拠を隠されたり、言い訳を考えられたりする可能性があるためです。
例えば、浮気に車を使うのをやめてしまったり、より慎重に行動するようになったりすることが考えられます。
また、相手が浮気をしていなかったら夫婦関係が破綻に向かってしまうリスクもあります。
取付場所を入念に決める
パートナーに浮気調査がバレないように、車への取付場所を入念に決めましょう。
車内の分かりやすい場所に設置してしまうと、気付かれてしまう可能性があります。
例えば、車体の下に取り付ければ確認される可能性は低いですし、発信機の電波も車内よりキャッチしやすくなります。
落としてしまうことを避けたいのであれば、トランクルームや座席の裏などに設置することで気付かれにくいです。
浮気調査で車にGPSを取り付けるときは、くれぐれも場所は慎重に選ぶようにしましょう。
位置情報だけでは証拠にならない
離婚や慰謝料請求を考えている場合、前述したように不貞行為があったことを明らかにする証拠が必要となります。
残念ながらGPSで車の位置情報をチェックしても、それだけでは不貞行為の証拠とはなりにくいです。
例えば、GPSで追跡してラブホテルに居たことを確認できても、「たまたま近くにいただけ」と言い逃れされてしまいます。
肉体関係を証明するためには、実際にラブホテルに出入りする写真や動画などを押さえたり、ホテルの領収書と組み合わせたりすることで証拠能力を高めることができます。
GPSでの調査だけで証拠を探すのではなく、複数の調査方法で確実な証拠を押さえていきましょう。
浮気調査は探偵事務所に相談するのが確実

「車での浮気調査に不安が残る」「証拠を押さえて離婚や慰謝料請求したい」という方は、探偵事務所に相談してみることをおすすめします。
法律をしっかり守った調査をしてくれて、バレないように確実に証拠を押さえることが可能です。
また、浮気調査後のアフターフォローが充実している事務所であれば、弁護士やカウンセラーを紹介してくれることもあります。
浮気調査を依頼するかは迷っている場合でも、無料で見積もりや相談することもできます。
離婚も視野に入れて浮気調査をしたい方は、探偵事務所に相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

この記事では、浮気調査で車にGPSを取り付ける場合の注意点などを解説してきました。
車に仕掛ける場合は、夫婦の共有財産でなければ違法となるリスクがあります。
法律をしっかり守り、GPSの取付もバレない場所を検討しましょう。
また、探偵事務所による浮気調査であれば、バレないように確実に証拠を入手してくれて、アフターフォローをしてくれる場合もあります。
浮気調査にお悩みの方は、一度探偵事務所に相談してみてはいかがでしょうか。

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