自分で素行調査はできる？浮気・不倫の調査方法や費用、リスクを解説

パートナーの浮気や不倫、日常での行動を疑ったとき、真実を確かめるためにとりあえず自分で素行調査をしようと考える人は少なくないでしょう。

しかし、素行調査は本来探偵などのプロが行うものであり、一般の人が同じように実施するのは簡単ではありません。適切な方法を知らずに安易に行動すると、調査がバレるリスクが高まるだけでなく、法的な問題に発生する可能性も。

とはいえ、自分でもある程度の情報を集めることは可能です。

そこで本記事では、自分で素行調査をする方法や手順、必要な費用、リスクについて詳しく解説します。また、素行調査を探偵に依頼した場合との違いについても紹介するので、どの選択肢が適しているか判断する参考にしてみてくださいね。

Contents

自分で素行調査はできる？準備すべきことについて
自分で素行調査をする際にかかる費用
自分で素行調査をするリスク
自分で調査or探偵に素行調査を依頼する場合の違い
- 自分でor探偵それぞれのメリット
- 探偵へ素行調査を依頼したときにかかる費用相場はどれくらい？
まとめ：自分で行うリスクや正しい方法を理解し、適切な調査をしよう

自分で素行調査はできる？準備すべきことについて

そもそも自分で探偵みたいに素行調査をすることは可能なのでしょうか？

自分で素行調査を行う場合、無計画に動くと相手に警戒され、証拠をつかむどころか状況が悪化する可能性があります。

自分で行う素行調査はバレるリスクを最小限に抑えるためにも慎重に準備を進め、冷静に行動することが重要です。

自分で素行調査を”ある程度”することは可能

自分で素行調査をすることで完全な証拠を得ることは難しいものの、パートナーなど対象者の「浮気の兆候」や「不審な行動」を把握することはできます。例えば、以下のような方法で自分で情報を集められます。

自分で素行調査をする方法

スマートフォンのチェック（ただし、無断で見るのは違法になる可能性あり）
相手の行動パターンを把握する
GPSを利用する（事前の同意がないと違法になる可能性あり）
レシートやクレジットカードの明細を確認する

これらの方法で、不審な行動を見抜くことは可能です。しかし、法的に問題がない範囲で行う必要があります。

自分で素行調査する前に事前に準備すべきこと

もし自分で調査してみようと思った方は、素行調査を始める前にまずパートナーの行動パターンを把握しておくなど準備が必要。

下記が自分で素行調査を行う場合の準備するべきことをリストにしたものです。

調査の目的を明確にする
プライバシー侵害やストーカー規制法に違反しないよう、調査方法を慎重に選ぶ
どこまでの証拠を集める必要があるのかを整理
必要な道具を準備する
出勤・退勤時間や休日の過ごし方を記録しておく
よく使う交通手段（車、電車、タクシーなど）を確認
頻繁に訪れる場所や行動範囲を把握する

これらの対象者の行動パターンなどの情報を整理しておくと、調査の精度を高めることができるでしょう。

張り込み・尾行のやり方と注意点

素行調査の調査方法の定番、張り込みや尾行は探偵が行う方法ですが、自分で行うことも可能です。ただし、素人には非常に難易度が高く、相手にバレるリスクがあるため慎重に行う必要があります。

下記に張り込みと尾行のポイントについて解説しています。

張り込みのポイント

適切な位置を選び目立たない位置に待機
飲み物や軽食を準備し長時間の待機に備える
目立たない服装で
スマホやメモ帳で行動を記録する

尾行のポイント

近づきすぎず、遠すぎず適度な距離を保つ
目立たない服装で
車で尾行するとバレやすいため、徒歩や電車など公共交通機関を使う

自分で素行調査をする際にかかる費用

自分で調査をする場合、0円で始めるのはなかなか難しいと考えられます。素行調査には使用する道具や移動費などのコストが発生してしまうからです。

以下に、主な費用の目安をまとめました。

項目	目的	費用の目安
交通費	尾行・張り込み	1回あたり500円〜5,000円（電車・タクシー・ガソリン代など）
カメラ	証拠撮影	5,000円〜30,000円
ボイスレコーダー	証拠の記録	3,000円〜15,000円
GPS機器	位置情報取得	10,000円〜50,000円（＋月額料金1,000円〜5,000円）
双眼鏡	遠方監視	2,000円〜10,000円

これらの費用を考慮すると、素行調査にはある程度の機材を揃えるだけでも数万円が必要に。

特にGPS機器や記録系の機材は便利ですが、違法に使用すると盗聴や盗撮などのトラブルになる可能性があるため注意が必要です。

自分で素行調査をするリスク

これなら自分でも素行調査が簡単にできるかも？と考える方も少なくないはず。

しかし自分で素行調査をする場合、費用を抑えられる一方で、以下のようなリスクが伴います。

安易な気持ちで調査を始めずにリスクと隣り合わせであることを理解して行動するようにしましょう。

自分で素行調査をするリスク①対象者にバレる

最も考えられるリスクとして高いのが「対象者に素行調査しているのがバレる」こと。

特に素人が尾行や張り込みを行うと、相手に気づかれる可能性が高くなります。

一度バレると、相手は警戒し、不審な行動を隠すようになります。その結果、証拠をつかむことが難しくなってしまうケースも。

このように調査の方法が不適切だと、せっかくの調査によってパートナーに疑われ、この先警戒される可能性が高まります。

自分で素行調査をするリスク②法的な問題が発生する

何も知らずに無断で相手のスマホを覗く、GPSを取り付ける、盗聴するなどの行為は違法になる可能性があります。

このように調査方法が法に引っかかるようなことであったり、最悪の場合、逆に訴えられるリスクもあるため、法律を守った調査を心がける必要があります。

パートナーや家族だからと不正に個人情報を入手したりすることで、違法行為になる可能性があるので注意しましょう。

自分で素行調査をするリスク③証拠が不十分になる可能性

プロの探偵と違い、証拠の精度が低く、一生懸命集めた証拠も裁判で有効とされないこともあります。

裁判で有効な証拠を集めるには、日時が明確で、誰が見ても信頼できる写真や動画が必要。素人が撮影した証拠は不鮮明であったり、法的に不十分な場合があるのです。

自分の納得のいく結果が欲しいのであれば、自分で行うこと、プロに頼むことの線引きが必要です。

自分で素行調査をするリスク④精神的負担

自分で調査を続けると、今まで信頼していたはずの相手の疑い深い行動に一喜一憂し、精神的に疲れてしまうことがあります。

ストレスが溜まったり一人で抱え込んでしまうことで冷静な判断ができなくなり、逆に関係を悪化させる原因になることも。

また長時間の張り込みや尾行は肉体的・精神的に大きな負担となることもあります。

そして何より仕事や家事などと並行して進めなければいけない人は時間も取られるので、疲労してしまい結果調査がスムーズに進まないケースも多々あります。

自分で調査or探偵に素行調査を依頼する場合の違い

ここまでの内容を理解したところで、自分で行う素行調査ともし探偵などプロにお願いする具体的なメリットや違いは何なのか、解説していきます。

探偵に依頼した場合の費用相場についても触れているので合わせてご覧ください。

自分でor探偵それぞれのメリット

確実な証拠を得るなら探偵に依頼するのが安全ですが、費用面での負担を考えると、まずは自分で情報を集めてみるのも選択肢の一つです。

そしておすすめとしては両方のメリット・デメリットを理解して両方をうまく使い分けることです。

いかにそれぞれのメリットを簡単に表にまとめました。

項目	自分で調査	探偵に依頼
費用	道具の調達や交通費以外ほぼゼロ	数万円〜数十万円
バレるリスク	高い	低い
証拠の確実性	低い	高い
精神的負担	大きい	少ない