パートナーの浮気を疑った時や人を探したい時、または結婚前調査などで探偵や興信所への依頼を検討する人は少なくありません。
でも探偵に調査を依頼した場合、いったいいくら位かかるのか分からずお困りの人もいるでしょう。
今回は探偵に調査依頼した場合いくら位費用がかかるのか、調査内容別の料金相場がいくらなのかくわしく解説します。
株式会社ワンプロテクト 代表取締役
記事の監修担当者：
髙村 一成 氏
人探し・浮気調査・企業調査などを専門として行うプロ集団「FUJIリサーチ」の代表。アドバイザー・企画課・機動課の3つのチームを構成し、これまで累計3000件以上もの調査を成功させてきた。
【調査内容別】探偵や興信所に依頼したら費用はいくら位かかるのか
探偵事務所や興信所に調査を依頼すると費用はいくら位かかるのでしょうか。
下の表は調査の内容別に調査費用の相場がいくらかをまとめたものです。
基本的に探偵に調査を依頼すると時間がかかるほど、また調査の難易度が高いほど料金が高くなります。
| 調査内容 | 費用相場はいくらか |
|---|---|
| 不倫・浮気調査 | 1時間あたりの料金は2万円前後。総額では10～100万円が相場 |
| 人探し調査 | 20～30万円が料金の相場とされているが調査の難易度によっては100万円近くかかる場合もある |
| 盗聴器発見調査 | 2LDK以下で2万円前後、一軒家で4～15万円が相場 |
| 結婚前調査 | 20～100万円が相場。遠方での調査になると出張費がかかることもある |
ではひとつずつ内容を確認していきましょう。
不倫・浮気調査
浮気調査は探偵による調査の中で最も多く行われるものです。
浮気調査では一般的に2名以上の調査員が尾行や張り込みなどの方法で調査対象者の行動を監視します。
浮気調査は浮気の事実確認のみを目的にする場合と離婚や慰謝料請求の際に使える浮気の証拠を掴むことを目的とする場合とでは浮気調査の内容も調査料金も大きく違います。
浮気調査を探偵に依頼する場合には浮気調査の目的を明確に伝えることで調査時間と料金を抑えることができるでしょう。
また料金プランによっても調査料金が変わりますから浮気調査を頼む探偵と相談の上最適な料金プランを提案してもらうことをおすすめします。
人探し調査
人探し調査は家出や失踪で所在が分からなくなった人や疎遠になってしまった友人などを見つける調査のことです。
探偵に人探し調査を依頼すると、独自のネットワークや地道な聞き込み、SNSや交友関係などをコツコツと辿って居所を突き止めます。
人探し調査でも難易度の高さで調査料金が決まるので調査を依頼する前にできるだけ情報を集めておくと調査料金をいくらか抑えられるかも知れません。
盗聴器発見調査
盗聴器調査とは自宅や会社に仕掛けられた盗聴器を取り外し、今後の防犯対策についてアドバイスを行うものです。
最近では安くてそこそこの性能を持った盗聴器が販売されているため、盗聴器が仕掛けられるケースが見受けられます。
盗聴器調査の結果盗聴器が発見されれば依頼人が警察に被害届を出す際のサポートを依頼することも可能です。
盗聴器発見調査は調査を行う場所の広さで料金がいくらになるか決まります。
また使用する機材によっても調査料金が変わることがあるので探偵業者に依頼する際使用する機材について確認してみるのもひとつの方法です。
結婚前調査
結婚前調査は結婚を考えている相手が信頼に値する人物か、裏の顔を持っている事実はないかを尾行や張り込み、聞き込みなどの方法で調査するものです。
親が結婚を控えた子供のために調査を依頼するケースもあります。
また最近ではマッチングアプリや婚活パーティーなどで知り合った結婚予定の相手の素性に嘘がないか調査を依頼する人も多いです。
探偵に依頼した場合の調査内容は調査対象者の人となりや交友関係、経歴などで自分が知っている調査対象者と実際の姿に乖離がないかといった点です。
調査費用の内訳と注目すべきポイント
探偵に依頼した場合調査の費用はどのような内訳になっているのでしょうか。
ここでは探偵による調査費用についてくわしく解説します。
調査費用の大部分が人件費
探偵による調査費用の内訳を見ると大部分が人件費です。
この他に車両費（交通費）や機材費（カメラなど調査に使用する機材）、報告書作成費（調査内容を記録した書類）などがあります。
最初は内訳をみてもそれぞれの項目が何を指すのか分からないかも知れませんが、何社かの内訳を見るうちに違いが分かるようになるでしょう。
経費が別途請求される場合がある
探偵による調査では見積もり金額の他に諸経費（交通費や機材費、報告書作成費など）が別途請求される場合があるため注意が必要です。
これは見積もりを出す時点では経費がいくら位かかるか予測がつかないことや元々見積もり時には経費を含めない方針であることが理由と考えられます。
またよくあるトラブルとして見積もりで聞いていた調査費用の他に後から諸経費として高額な請求をされたというケースもあるので注意しましょう。
このようなケースを防ぐには見積もりを受け取った時点で追加費用が発生するかどうか確認することをおすすめします。
探偵への調査依頼で費用を抑える方法とは？
探偵に調査を依頼すると相場の金額に幅はあるものの、ある程度まとまった料金が請求されます。
家計には手痛い出費ですが離婚や慰謝料請求を見据えた浮気調査など必要な調査であれば多少の出費は致し方ありません。
でも実は探偵に依頼する調査の費用を抑えるいくつかのポイントがあります。
ここでは探偵の調査費用を抑える方法を紹介しますのでぜひ参考にしてください。
予算と期間を予め決めておく
探偵に調査を依頼する場合、予算と調査期間の予定を立てておくと調査料金を抑えられる可能性があります。
探偵による調査の料金は決して安いものではありません。
まったく予算や調査期間を決めずに調査を依頼すれば調査が長期間に及び料金がいくらかかるかわかりません。
見積もりを出してもらう前に予算を伝えておけば予算の範囲内で可能な調査を提案してくれるはずです。
調査費用を抑えるためには事前に予算と調査期間を決めておくことをおすすめします。
調査に必要な情報をできるだけ集めておく
調査料金が高額になる大きな原因は「調査が長期間に及ぶこと」です。
調査期間を短くできればそれに比例して請求される調査料金が抑えられます。
探偵に調査を依頼する場合には調査に必要な情報を無理のない範囲で集めておきましょう。
例えば浮気調査の場合、パートナーが浮気をするタイミングを知っていれば数時間で調査を終えることも可能です。
浮気調査で必要な情報を集めるにはパートナーの行動を記録しておくのが良いでしょう。
調査に必要な情報が多いほど調査にかかる時間が短くなり、調査料金を抑えることができます。
複数の探偵事務所に見積もりを依頼する
探偵による調査は調査の難易度や探偵事務所の料金設定により異なりますので複数の探偵業者から見積もりを取り、比較検討した上でどの探偵事務所に調査を依頼するか決めることをおすすめします。
といっても料金が安いというだけの理由で探偵事務所を決めるのは避けた方が良いでしょう。
調査を依頼する探偵事務所を決める際には料金の妥当性と探偵事務所の調査力の高さを考慮するのがベストです。
料金が安いだけで探偵事務所を選ぶと調査が失敗し、新たに別の探偵事務所を探す羽目になる恐れがあります。
浮気調査などは一度失敗すると調査対象者が警戒するため調査の難易度が上がってしまいがちです。
調査は難易度が上がると料金も高額になりますので、お金が余計にかかることになってしまいます。
調査費用を抑えるために複数の探偵業者から見積もりを取ることは大切ですがお金をムダにしないよう調査力の高さやこれまでの実績を考慮して探偵事務所を選ぶのが安心です。
記事まとめ
探偵事務所や興信所に調査を依頼するといくら位かかるのか、調査項目別の料金相場を紹介しました。
探偵による調査費用にはかなり幅があり、どの探偵事務所に依頼するかによって大きな違いがあります。
今回紹介した方法を使えば調査料金をいくらかでも安く抑えられるでしょう。
探偵に調査を依頼する際には料金を安く抑えながら納得のいく調査結果が得られるよう、依頼先の探偵としっかり話し合う時間を作ることが大切です。
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